金乗院(通称:那須波切不動尊)
読み方:(こんじょういん なすなみきりふどうそん)
今から約1200年前、弘法大師空海によって開かれた霊場です。
関東三霊場【北関東三十六不動尊霊場、関東薬師九十一霊場、関東地蔵百八札所】として、また滝のある寺として親しまれております。
開館:8:00~17:00 無休
金乗院の名は、その創建にまつわる伝説に由来します。
かつてこの地を訪れた高僧が金色に輝く不動明王をこの地に安置し、以来「金に乗る院」として知られるようになりました。
この伝説は今も多くの人々に語り継がれ、寺院の神秘的な雰囲気を高めています。
金乗院への道のりは、自然に囲まれた静寂な環境の中を進むことになります。
バス停からは緑豊かな道を歩くこと数分。
境内への道は整備されており、歩きやすいです。
季節によっては鳥のさえずりや木々のざわめきが聞こえ、自然の美しさをより深く感じさせます。
本堂に安置されている御本尊は、不動明王です。
この不動明王は、日本の仏教において非常に重要な存在であり、仏教徒にとっての守護神とされています。
高さ約6メートル、重さ11トンで、著名な仏師・広田佳胤氏が九州福岡で一心を込めて彫られました。
一枚岩の石仏として造られた波切不動尊としては日本で最大の仏様です。
不動明王は、その力強い表情や姿で知られ、仏教の修行者や信者にとって、精神的な力と導きの源とされています。
金乗院の不動明王像は、その歴史と文化的価値において特別な意義を持ち、参拝者に深い印象を与えます。
この御本尊は、金乗院の精神的中心として、長い年月を通じて信仰の対象となっています。
那須波切不動尊金乗院で行われる「火まつり」は、毎年6月28日に開催される伝統的な祭りです。
この祭りでは、修行僧や修験者による柴燈護摩法要が行われ、その後、参拝者たちは無病息災を祈りながら護摩ヒバを燃やし、燃えた跡を素足で歩く火渡りの儀式に参加します。
この祭りは、那須塩原市にある金乗院の大切な年中行事であり、多くの参拝者が訪れることで知られています。
「金乗院を訪れた時の感動は忘れられません。
静かで落ち着いた空間、美しい自然、歴史を感じる建物に心が洗われたようでした」という声や、「四季折々の自然の変化が素晴らしく、また訪れたい」という口コミがあります。
金乗院は、その歴史的背景と自然の美しさ、そして静寂な雰囲気が織りなす特別な空間です。
那須を訪れる際は、ぜひ一度足を運んで、心の安らぎと感動を体験してみてください。